サイボウズさんが公開した2021年度新入社員講義資料で学習してみた
どもども、ついにユニクロ+Jシリーズを手に入れたsaisaiです。ちなみにTシャツで990円です。安い!
今回は先日公開されたサイボウズ株式会社さんの講義資料を拝見し、とても素晴らしい内容だったので皆さんに共有したいと思います。
ちなみに肝心の講義資料は以下にあります。
web系の知見がある方ならざっと3時間ほどで完走できる思いますので、休日にでも是非目を通して欲しいです。
ちなみに僕は近くのカフェで5時間くらいやってました。(店員さんすみません…)
それでは、その内容を紹介していきます。
研修項目
こちらの講義資料には以下の研修項目があります。
・Webアプリケーション基礎
・HTTP/DNS
・ソフトウェアライセンス
・ソフトウェアテスト
・テスト自動化
・アクセシビリティ
・Docker
・Chrome Developer Toolsの使い方
・サイボウズのアジャイル・クオリティ ※
・デザインの役割と関わりかた
・データベース
・CI/CD
・セキュリティ
・モブに早く慣れたい人のためのガイド ※
・ITコミュニティ文化と情報発信に共通する成長と貢献の要素 ※
・正規表現
・Kubernetesを使った開発入門
・モニタリング入門 ※
・gRPC入門
・日本語話者向け!ベトナム語超入門 ※
※がついているものはサイボウズさんの環境や使用技術による内容なので他社の新入社員さんは必ずしも見る必要はないのかなと個人的に感じた項目となります。もちろん見る価値がないという意味ではありませんよ!
みてもらえれば分かる通り非常に盛り沢山ですね!多く項目が基礎部分から解説してくれているだけに、駆け出しエンジニアのスタートアップから中堅エンジニアの知識補填まで対応している資料と言えそうです。
ざっくり感想
それでは、※を除いた項目の僕なりの感想を書いてみたいと思います。
・Webアプリケーション基礎
・HTTP/DNS
かなり基礎的な部分からざっくりと説明してくれています。webアプリケーションとはなんぞやというところからデータ通信の仕組み、名前解決の仕組みまで、この項目をしっかり学習すればある程度理解できそうです。あとは実務経験で落とし込むといったところでしょうか。
・ソフトウェアライセンス
ソフトウェアのライセンス取り扱いについて基本的な考え方を学べます。中堅エンジニアでもしっかり意識できている人は少ないのではないでしょうか。ライセンスに抵触しないソフトウェアの使用方法やコピーライトのあり方まで必要な知識を習得できいます。
・ソフトウェアテスト
・テスト自動化
・CI/CD
web開発におけるテストやその自動化とはなにか、またどのように行うのかなどを学ぶことができます。非常に実践的な内容でした。エンジニアなら皆避けて通れない部分になりますので非常にお勧めな項目です。
・アクセシビリティ
・デザインの役割と関わりかた
デザイナーやフロントエンド寄りの内容ですが、その他のエンジニアも知っていて損はない内容でした。インフラエンジニアの僕もフロントエンド側に適切な指示やアドバイスができるようにしっかり読み込んだ項目です。
・Docker
Dockerの基礎知識から実践まで学ぶことができます。Dockerを使用したことがない方は是非ともみて欲しい項目です。Dockerfileの書き方やdocker-composeの使用方法まで網羅していたので、この項目をやり切ればdockerを使用していろんな検証環境をローカルに立ち上げたりすることができそうです。
・Chrome Developer Toolsの使い方
Chrome Developer Toolsの基本的な操作方法や、それぞれのページで確認できることを一通り習得できる項目です。ブラウザ上の動作確認のために必須の項目ですので操作方法や項目の見方に不安がある人は一度確認することをお勧めいたします。
・データベース
こちらは少し中級者向けの内容でした。というのも、SQLを基礎からやっていくという内容ではなく、インデックスにフォーカスを当てているからです。SQLによるDB操作やRDMSの基本的な知識を習得してから閲覧されることをおすすめします。インデックスはDBパフォーマンスに直結する大切な要素になりますので少し難しい内容ですが是非とも取り組んでみることをお勧めいたします。
・セキュリティ
セキュリティに関する基礎知識を学ぶことができます。セキュリティに関する記事を読む際に必要な基礎知識やwebアプリに多く仕掛けられる著名な攻撃、原因、その対策まで記載されているのでこちらも全エンジニア必見です。
・正規表現
正規表現の基礎を取り扱っています。ただ、正規表現は実際に使っていくことでどんどん身についてくるものなので学習はそこそこに、こちらの資料でも紹介されているregexcrossword.comなどで実践形式で練習することをお勧めします。
・Kubernetesを使った開発入門
最近流行のkubernetesですね!こちらはDockerの知識が身についている前提の中級レベルの項目です。Dockerやdocker-composeである程度コンテナを立ち上げたりしてから取り組むことをお勧めします。kuberneteでアプリを立ち上げるための最低限の知識が詰まっています。kubernete…聞いたことはあるけど…レベルからの脱却に是非!
・gRPC入門
こちらも最近話題のRPCを実現するプロトコルです。今回の講義資料の中で最も学習難易度が高い項目です。RPCは基礎的なwebの仕組みがある程度理解できて、言語もそれなりにかけることが大前提の項目なので、初級者がいきなり取り組むのは少し無茶かも知れません。しかし、webの仕組みをある程度理解できたなら、gRPCは軽量化されたプロトコルで非常に優秀ですので是非とも学んでもらいたい内容です。
まとめ
以上、ざっくり拝見させていただいた感想を書いてみました。
個人的な総合評価としては非常に優秀な資料だと思いました。スタートアップ企業さんで研修資料作成に時間をかけられない場合でも、こちらを参考にしていただければ高クオリティな講義資料をさくっと作成できそうです。(利用規約については詳しくみていないので、実際に導入する際は必ずチェックしておいてください。)
今回の講義資料を特にお勧めしたいのはこれからエンジニアを目指される方です。連休などまとまった時間でやり切ってしまうことをお勧めします!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
↓オススメ