GitHub CertificationsのMicrosoft公式TrainingでGithubを網羅的に学び直す!
どうも夏バテ真っ最中の私です。同志たち、もずくそうめんオススメ。
今回は昨年頭に発表されたGithub公式資格であるGitHub Certificationsの学習教材はGithubを網羅的を実務レベルで学び直す上で有用なのか確認してみたいと思います。
普段Githubを業務で利用している皆さん、なんとなくで使ってしまっている機能やなんとなくで行なってしまっているブランチ操作などありませんか?そんな方にぜひ読んでいただきたいのが今回の記事です。
ちなみに資格取得を目的としていないので、受験方法や受験要領は本記事で取り扱っておりません。ご了承ください、
GitHub Certificationsとはどんな資格なのか
GitHub CertificationsとはGitHub社が公式に提供する認定資格プログラムです。もともとGitHub社の社員やパートナー向けに限定して提供されていた認定資格プログラムでしたが、2024年1月8日から一般ユーザーにも公開されました。
GitHub Certificationsは2025年8月現在、5つの認定プログラムで構成されています。
- GitHub Foundations
- GitHubに関する基本的なトピック、製品、コンセプトを理解したい開発者を対象としている
- GitHub Actions
- ワークフロー作成、自動化、CI/CDパイプライン管理を含むGitHub Actionsの中級レベルの経験を持つDevOpsエンジニア、ソフトウェア開発者、ITプロフェッショナルを対象としている
- GitHub Advanced Security
- GitHubとそのセキュリティ機能を深く理解し、ソフトウェア開発ワークフローのセキュリティを確保するための実務経験を持つ人を対象としている
- GitHub Administration
- システム管理者、ソフトウェア開発者、アプリケーション管理者、GitHub Enterprise Administration の中級レベルの経験を持つ IT プロフェッショナルを対象としている
- GitHub Copilot
- さまざまなプログラミング言語におけるAI駆動型コード補完ツールの使用スキルを評価し、ソフトウェア開発ワークフローを効率的に最適化する能力を認定します。
資格の全体的な概要はこちらから確認できます。
このように認定プログラムの種類をみても、GitHubを一人称で使いこなせるようになるには十分な項目が揃っており、これらのプログラムの公式TrainingはGitHubを学び直す上でかなり有用なのではないかと思い、今回の記事に至ったわけです。
用意されているTraining
それぞれの認定取得に向けて用意されているTrainingは各認定プログラム説明ページの下部から確認することが可能です。

2025年8月現在では以下のTrainingが用意されています。
全てをじっくり受講しようとすると結構時間がかかってしまうため、1週間かけてこなすなど計画的に受講することをお勧めします。
英語で記載された教材ですので、自動翻訳を利用するなど取り組みやすい状態にして受講するのがよさそうです。
トレーニングの概要
次に各トレーニングでどのような内容が学べるのか概要レベルで説明します。
- GitHub Foundations Part 1 of 2
- バージョンコントロールとは何か、Gitの用語、基本的なコマンドライン、GitとGitHubの違いといったGitやGitHubを扱う上での基礎を学ぶことができます
- GitHub Foundations Part 2 of 2
- オープンソース プロジェクト、GitHub の検索機能、イシューによるタスク管理など一歩踏み込んだGitHubの利用方法を学ぶことができます
- Automate your workflow with GitHub Actions Part 1 of 2
- Github Actionsの概要、GitHub Actionsでできること、種類、Workflow、hosted runnersなどGitHub Actionsの基礎を学ぶことができます
- Automate your workflow with GitHub Actions Part 2 of 2
- GitHub Packages、GitHub Container RegistryをGithub Actionsを使って利用する方法を学ぶことができます
- GitHub Advanced Security Part 1 of 2
- GHASの定義とその重要性、Secret scanning、Code scanning、DependabotなどGitHubをセキュリティ性高く利用するには不可欠な事項や機能を学ぶことができます
- GitHub Advanced Security Part 2 of 2
- CodeQLを利用したコードスキャニング方法とその応用を学ぶことができます
- GitHub fundamentals – Administration basics and product features Part 1 of 2
- GitHubの概要、リポジトリについての説明、GistsやWikiについての説明、GitHub flowの解説、その他機能など管理者になる上で欠かせない知識を学ぶことができます
- GitHub fundamentals – Administration basics and product features Part 2 of 2
- GitHubのセキュリティ侵害から守る方法、侵害があった場合の対処法などGitHubを堅牢に利用する上で管理者が押さえておくべきことを学ぶことができます
- GitHub Copilot Fundamentals Part 1 of 2
- 責任ある AI の使用の原則、制限事項、AI によって生成されたコードが倫理基準とプロジェクト固有の要件に適合していることを保証するためのベストプラクティスなどGitHub Copilotが生成するコードを信頼性があるものとして利用するための事項を学ぶことができます。
- GitHub Copilot Fundamentals Part 2 of 2
- GitHub Copilot による開発ワークフローの効率化、実用的な利用方法などを学ぶことができます
各Trainingに実際に取り組んでみましたが、GitやGitHubを数年現場で利用していてもキャッチアップできていなかった項目も多数あり、網羅的に学び直すにはかなり有用的だと思いました。
GitHub Foundationは本当の基礎から触れてくれているので新入社員やインターン生に向けた研修教材としても有用だとおもいます。演習もついていて手で動かして学べるのがいいですね!
まとめ
本日はGitHub CertificationsのMicrosoft公式Trainingを受講し、GitHubを網羅的に学べるのか検証してみました。
結論、実務で利用することを想定しても必要な基礎知識は十分につけられる良い教材だと思います。さすが公式。
もしGitHubについて1から学んでいくという方がこのTrainingを学習教材として利用する場合、以下のプログラム教材の順で学ぶのが良さそうだと個人的に思います。
GitHubを普段使っている人もそうでない人も、改めて知識をインプットするためにGitHub CertificationsのMicrosoft公式Trainingを利用してみるのはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!