【Kubernetesリソースシリーズ第四弾】Serviceについて知る!
どもです。家では基本的にAWSパーカーを愛用しているsaisaiです。
今回の記事はKubernetesリソース学習シリーズ第四段として、Serciveについて記事にしていきたいと思います。
これまでPod、Replicaset、Deploymentとコンテナ生成、管理に関するリソースを学習してきましたが今回はネットワークの部分になります。
気合を入れて頑張っていきたいと思います。
Serviceの概要
Serviceとはクラスターを外部に公開するためのリソースです。そのための名前解決やロードバランサー的な役割も果たしてくれます。
種類としては主に以下の4種類が挙げられます。
ClusterIP: クラスターネットワーク内のIPです
NodePort: ClusterIPをNodePortにマッピングできます
LoadBalancer: 上記2つに加えロードバランサーとしての役割も担います。
ExternalName: 外部サービスに接続します
それではマニフェストファイルをみていきましょう。
#転送先の指定(今回はPod)
apiVersion: v1
kind: Pod
metadata:
name: nginx
labels:
app: web
env: study
spec:
containers:
- name: nginx
image: nginx:1.17.2-alpine
---
#Serviceの設定
apiVersion: v1
kind: Service
metadata:
name: web-svc
spec:
type: NodePort #タイプを指定
selector: #Podを識別する対象のラベル
app: web
env: study
ports: #接続を受け付けるPortを指定
- port: 80 #Nginxのもともとの受付ポート
targetPort: 80
nodePort: 30000 #NodePoteを指定(30000以上で指定する)
クラスターに対して30000ポートで接続するとNginxに接続できる設定と接続対象となるPodが作成されるはずです!
Serviceを起動してPodに接続してみる
まずはService及びPodを起動していきます。
$ kubectl apply -f service.yml
pod/nginx created
service/web-svc created
ローカルホスト状でPodへの接続を確認してみましょう。
$ curl localhost:30000
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>Welcome to nginx!</title>
<style>
body {
width: 35em;
margin: 0 auto;
font-family: Tahoma, Verdana, Arial, sans-serif;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>Welcome to nginx!</h1>
<p>If you see this page, the nginx web server is successfully installed and
working. Further configuration is required.</p>
<p>For online documentation and support please refer to
<a href="http://nginx.org/">nginx.org</a>.<br/>
Commercial support is available at
<a href="http://nginx.com/">nginx.com</a>.</p>
<p><em>Thank you for using nginx.</em></p>
</body>
</html>
うまく接続できていそうです。それでは実際にブラウザから接続してみましょう。
僕はEC2を使用して環境を構築しているため、付与されたパブリックIPから接続を確認してみたいと思います。
同じ環境の方は新規ブラウザを立ち上げ以下のように検索してみてください。
(※セキュリティグループの30000ポートを開けておくようにしてください!)
パブリックIP:30000
以下のような画面に接続できれば成功です。
ひとこと
今回はkubernetesリソースの一つであるServiceについて学習しました。
とうとう自分で作成したPodにアクセスできましたね!Nginxの初期画面とはいえ、こんなにも手軽にNginxの環境を構築できるのは素晴らしいことです。
今後も検証環境としてどんどん使用していこうと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
-saisai-
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